これは、2年ほど前に10日間のアメリカ西海岸旅行に友人3名と出かけた時のことです。
ツアーではなく全部自分たちで飛行機からホテルなどすべての予約を入れた手作り旅行でした。
全員初めてのアメリカ旅行ということで本当に旅行を楽しみにしていました。
どんどん酷くなっていった腹痛
現地での滞在は正味8日間程度でしたから、ぎっしりと観光地めぐりやグルメめぐりの予定を立てて、そのプランに沿って毎日時間を惜しむようにかなりタイトなスケジュールで動いていました。
サンフランシスコ到着後4日目ぐらいから寝不足や疲れからかなり体がボロボロになってきたことはなんとなく感じていましたが、それでもあと4日間の予定を貪欲にこなすべく観光スポットを見て回ったりデパートでショッピングを楽しんだりしていました。
その頃から少しだけお腹に違和感があったので、日本から持ってきた胃腸薬を飲んでみたらちょっとマシになったような感じでした。
ところが!!
5日目の夜中にちょうどミゾオチの部分に刺すような痛みが始まり吐き気まで起きてしまい、
「これはただ事ではない!!」
と思い友人を起こして加入していた海外旅行保険の24時間対応のサービスデスクに連絡を入れました。
その間にも腹痛はどんどん酷くなり胃から下腹部の方へ痛みが広がっていくような感じになっていました。
オペレーターの方にすべての事情を伝えると、サンフランシスコ市内のセントフランシスホスピタルという海外旅行保険と提携している病院のERに行くようにとのアドバイスをもらい、そのままタクシーでホテルから10分ほどのところにある病院へ友人に付き添ってもらって行ったのです。
急性盲腸炎だった!!
ERでは海外旅行保険の証書を提示して、あとは病院の受付と海外旅行保険のサービスデスクとで直接電話で話をしているようでした。
あまりにお腹が痛むので私はほとんど話をできない状態でしたが、友人がすべて一生懸命受付での質問用紙記入などをやってくれていて本当に助かりました!!
すぐに血液検査を行って看護師の問診や医師の診察によって
急性盲腸炎
との診断が下されました。
発症してから時間が経っていたため薬で散らすことはできないと言われそのまま緊急オペとなりました。
すぐにオペ室に運ばれ麻酔をして内視鏡手術で小一時間ほどで無事に盲腸が取り除かれました。そ
の後は驚くべきことに一泊だけの入院でそのまま退院となり後はホテルでずっと横になっていたという感じです。
恐ろしく高額な治療費
退院時の見積もりではER利用と、内視鏡手術の費用、その他もろもろ合わせて
何と5万ドルを優に超える恐ろしく高額な治療費でした!!
が、すべて加入していた海外旅行保険が保障してくれたので私は一セントも支払いをする必要がありませんでした。
もしも海外旅行保険に加入していなかったらと思うと本当にぞっとしました…。
アメリカは医療費が高額だということは耳にしていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。
入っていてよかった海外旅行保険
この旅先での突然の病気によって一緒に旅行をしていた友人には本当に迷惑をかけてしまったことも心苦しかったですが、なによりも海外旅行保険に加入していたことでサービスデスクの方にも親身になっていただいて的確なアドバイスをもらえましたし、保険手続きに関してもすべてスムーズに行われキャッシュレスで済んだのは本当にありがたかったです。
海外旅行先では、本当にどんな体調不良が起こるかわからないので海外旅行保険は必須だと強く実感した出来事でした。