【30代、女性、中国、友人を訪ねての一人旅の時の体験談】
学生時代最後の夏休み、友達を訪ねて中国へ一人旅に出ました。
それまでにも何度か一人で海外を旅行して、一人旅は結構慣れていたつもりでした。
その気持ちがちょっと油断に繋がったのかもしれません。
スーパーへ買い物に行った時に…
上海から洛陽というところまで鈍行列車で18時間の旅、しかも寝台切符がとれず垂直の硬い椅子に座っての過酷な旅でしたが、まだ若かったこともあって余裕で到着できました。
無事友達と会うことができ、一緒に観光を楽しんでいたのですが、スーパーへ買い物に行った時に突然私が倒れてしまいました。
友達はとても驚いたそうですが冷静に対応し、救急車を呼んで病院へ運んでくれました。
CTとレントゲンの検査をして頭部などを調べてもらいましたが、幸い特に異常はなく、点滴をして1日の入院だけで退院することができました。
その日はかなり暑かったのですが、あまり水分も取らずにハードなスケジュールを組んでしまったので、疲れもあり脱水症状になったのではないかと思います。
VIP部屋の入院も海外旅行保険がカバー
後で友達から聞いたのですが、中国では救急車を呼ぶのにもお金が必要なのだそうです。
しかも私が入院した部屋は個室のVIP部屋で結構な値段でした。
しかし、私は幸い海外旅行保険に入っていたので、全てキャッシュレスで対応することができたのです。
学生の貧乏旅行だったのでそれほど現金も持っておらず、その時はクレジットカードも持っていなかったので、本当に助けられました。
保険の仕事をしていた母が、毎回海外旅行に行く時は保険に入るようにとうるさく言っていたのです。
お金がもったいないな、と感じたこともありましたがこのときばかりは本当に保険に入っていて良かったと心から思いました。
ちなみに、中国では外国人がよく訪れる観光都市の大型総合病院(「○○市第一人民病院」というような名前が多い)であれば外国人専用の窓口があったりや担当者がいたりして、海外旅行保険を利用したキャッシュレスでの診察手続きをしてくれます。
いざという時のために、事前に渡航先の病院について調べておくと安心です。