【40歳、男性、社員旅行でシンガポールに行った時の体験談】
今から5年ほど前の話なのですが、当時勤めていた食品加工会社の社員旅行でシンガポールに行った際、現地のコンドミニアム内で毒蛇にかまれ1日だけ入院生活を送った事がありました。
その体験談について紹介したいと思います。
社員旅行でシンガポールへ!
私は3年前にサラリーマンをやめたのですが、それまでは11年間のあいだ、都内の食品加工会社にてサラリーマンとして勤務しており、会社が2年に1回企画する社員旅行にも欠かさず参加させられていました。
私は暑い場所が苦手なので、当時の社員旅行先が3泊4日のシンガポール旅行だと知らされた時には
「体調不良で行けません」
と言いたいほどでしたが、さすがに仮病と見抜かれるおそれがあったので、シブシブ、シンガポールへの3泊4日の社員旅行に参加する事となりました。
まったく乗り気ではなくイヤイヤ
「何でこんな暑い国にわざわざ行かなければならないのか」
と愚痴を言いながら参加したシンガポールへの社員旅行でしたが、いざ現地シンガポールに到着してみると異国情緒あふれるシンガポールの町並みや高層ビルが多くシンガポールが非常に近代的な国である事、そしてチキンライスや露天のアイスクリームサンドイッチなどのデザートが意外と美味しく、初日の夜は思いのほか楽しくシンガポールでの夜を過ごす事が出来ました。
コンドミニアムで蛇に噛まれた!?
しかし、2日目に悲劇は起こりました。
社員が10人+5人で分かれて宿泊していたシンガポール市内のコンドミニアムにて翌朝、朝6時過ぎにいち早く目が覚めた私はコンドミニアムの中に設置してある冷蔵庫に
「確かコーラがあったはず」
とコーラを取りに行きました。
そして冷蔵庫の取っ手に手をかけようとした瞬間、
「痛い!」
と何かに右手をかまれたような感触があり、慌てて冷蔵庫の取っ手から手を離しました。
「何かにかまれた」
と感じた私が床に目を移すと、そこには太さが2cmで体長が50cmほどの色鮮やかな緑色をしたヘビが落ちていました。
「ヘビにかまれた!」
私は大声を出して助けを呼び、眠っていた同僚たちにヘビにかまれた事を伝えました。
すると、
「シンガポールには毒蛇もたくさんいるから、一刻も早く病院に行った方が良い」
と言われ、同僚の男性と女性と共にタクシーでコンドミニアムから5分ほどの所にある総合病院へ向かいました。
タクシーに乗っている間もどんどん腕の痺れが強くなり始め、
「死ぬかもしれない」
と思いながらタクシーは総合病院に到着。
医師の診察を受ける事となりました。
海外旅行保険を利用して入院
「緑色の小さなヘビにかまれた」
と医師に伝えると、医師は
「おそらくホイップスネークだと思うが、猛毒のグリーンスネークだといけないので血清を打っておきます」
と言い、グリーンスネークの血清を打ってくれました。
血清を打った後は腕の痺れも治まったのですが、大事を取ってクレジットカードに付帯している海外旅行保険を使用してその病院に1日だけ入院する事となりました。
まとめ
結局、現地の看護士の女性や医師に詳しく話を聞いたところ、私がかまれたのは毒はあるものの非常に弱いホイップスネークだったという事が分かり、ホッと胸をなでおろしました。
あの時は本当に死ぬかと思いましたが、クレジットカードに付帯していた海外旅行保険のおかげで日本ではまず体験する事が出来ない超豪華な個室の病室に入院し、貴重な体験をする事が出来ました。